呉江浩大使夫妻、阿部守一長野県知事夫妻を招き交流
2024/04/11

  4月3日、呉江浩駐日大使と丁玥夫人は阿部守一長野県知事と夫人の宏美さんならびに松本市日中友好協会会員を大使館に招き交流した。臥雲義尚松本市長、松本市日中友好協会の相澤孝夫会長、伊那市日中友好協会の小原茂幸会長ら30人余りの人々および大使館の張漪波公使参事官、聶佳参事官が参加した。

 呉大使は長野県各界の友人の訪問を歓迎し、次のように述べた。昨年、両国首脳が会談して以来、双方の各分野の交流・協力は速やかに回復し、民間と地方の往来もより活発になりつつある。昨年8月、阿部知事が訪問団を率いて河北省を訪れ、コロナ以降初の日本の都道府県知事による中国訪問となった。阿部知事の強力な後押しと各界の人々の共同の努力の下、長野県と河北省は冬季オリンピック交流とウインタースポーツを目玉にして、友好都市協力で実りある成果をあげた。長野県がこの勢いのまま、対中交流と協力を推し進め、新たなステップを踏み出すことを期待している。

 阿部知事はあいさつで次のように述べた。民間と地方の交流を強化することは両国関係の長期的かつ安定的な発展を実現することにおいて重要な意義を持つ。中国大使館の強力な支持の下、昨年、私は数年ぶりに訪問団を率いて中国を訪れ、長野県と河北省の友好提携40周年を記念し、一連の新たな協力の共通認識(コンセンサス)を得た。長野県は経済・貿易、旅行、スポーツ、青少年交流および防災・減災など各分野の対中協力をより一層深化させることを願っている。

 臥雲市長はあいさつで次のように述べた。松本市は河北省廊坊市との友好都市交流・協力を重視し、民間の友好活動を一段と繰り広げ、観光、医療などの分野の協力を広く開拓することを望んでおり、より多くの中国人観光客が松本市を訪れることを歓迎する。

 相澤会長はあいさつで次のように述べた。2012年の国交正常化40周年記念の際に大使館に植えたシダレザクラがすくすくと成長し、つぼみをつけて春を迎えるところを見られてとてもうれしく思う。松本市日中友好協会は引き続き民間友好に断固として力を入れる。日中友好の木が末永く生い茂ることを期待している。

  呉大使夫妻と阿部知事夫妻ならびに長野県の友人は中国茶芸の実演と古筝の演奏を共に鑑賞し、親しく友好交流を行った。