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崔天凱大使 日本国際フォーラム外交円卓懇談会で講演
2009/11/04

    崔天凱大使は10月29日日本国際フォーラム、グローバル・フォーラム、東アジア共同体評議会共催の外交円卓懇談会に出席し、中国の発展と中日関係をどうみるかについて講演した。

    崔大使は次のように指摘した。中国の発展は多くの厳しい挑戦を受けたが、中国は毎回成功裏に困難を乗り切り、発展をより高いレベルに推し進めた。中国は自らの近代化のために少なくとも100年の歴史プロセスを設定しており、われわれはこのプロセスを「中国の特色ある社会主義の道」と呼んでいる。中国の発展はさまざまな危険と試練に満ちているが、中国は全体的に社会の安定と上昇の勢いを保っている。その根底には13億中国人民が同じように近代化の理想を認め、自国の発展の道を認めていることがある。

    崔大使は次のように表明した。巨大な内需が中国の持続的発展を力強く支えている。中国のインフラ整備はいまスタートと拡大の段階にあり、多くの中国人が自動車、住宅をもち始め、海外旅行を始めている。同時に、中国は自らの発展で直面している問題についても、はっきり認識している。中国が打ち出した「科学的発展観」は、全面的で調和のとれた持続可能という目標に従い、地域間、都市・農村間の格差、貧富の差の問題や人と環境の調和の問題をしっかり解決しようとするものにほかならない。

    崔大使は次のように指摘した。中国の発展過程は世界と切り離されたものではなく、中国の前途・運命は日増しに世界の前途・運命と固く一つに結びついている。中国は発展するほど、外部世界とよい方向へ相互に作用することが必要になる。同時に世界への貢献はそれだけ大きくなり、世界にもたらすチャンスも大きくなる。われわれは終始変わらず平和的発展の道を歩み、互恵・ウィンウィンの開放戦略をとる。これは中国政府と人民による時代の潮流と自らの根本的利益に基づく戦略的選択である。

    崔大使は次のように強調した。歴史・文化、発展段階、社会制度やイデオロギーの違いにより、国と国の間に一部の問題で見方が違いさらには意見の食い違いがあるのはまったく正常なことである。しかし意見の食い違いが協力の障害になってはならず、まして他国の内政に干渉し、他国の発展を抑える理由になってはならない。少数の政治勢力が数人の分裂分子を支援して中国の発展と統一を阻止しようと企てるのは徒労である。それが歴史の流れに背き、また中国人民の意思を過小評価しているからだ。

    崔大使は四つの言葉で中日関係の現状を概括した。

    第一に、政治的基礎が一層強固になり、相互信頼が深まっている。

    昨年の胡錦涛主席訪日時に両国の指導者が調印した「戦略的互恵関係の包括的推進に関する中日共同声明」は、中日関係の長期的発展を指導する重要な意味をもっている。日本の新内閣発足後、両国の指導者は何度も会談し、中日関係の発展について重要な共通認識を得た。両国関係はいまより高いレベル、より広い空間へと発展する重要なチャンスを迎えている。

    第二に、経済・貿易分野の協力がたえず深まり、共通の利益が拡大を続けている。

    経済的利益は両国関係を発展させる重要な原動力である。中国と日本の経済・貿易関係はいま歴史的飛躍をとげつつある。国際金融危機は両国の経済・貿易分野の協力に一大衝撃を与えたが、両国の経済・貿易上の近密度はなお高まっている。経済の日増しに強まる連動性と融和性は、両国の経済・貿易協力のお互いの経済発展にとっての不可欠な、重要な役割を現している。

    第三に、文化交流が日増しに活発になり、人的往来が一層密接になっている。

    人文交流は中日関係の伝統的強みであり、中日友好事業の柱である。中国公民の日本観光は両国の人的往来を持続的に拡大させる強大な原動力になるだろう。

    第四に、国際協力の歩みが大きく、地域協力が力強い。

    近年、両国は国際分野で対話を強め、協力を進めている。両国はASEANと中日韓、東アジアサミット、ASEAN地域フォーラム(ARF)、アジア太平洋協力会議(APEC)などさまざまな形の地域枠組み下で協力を進め、成果をあげている。

    両国関係の今後について、崔大使は四つの提案を行った。

    第一、チャンスを逃さず、共同の発展を実現する。中日協力は潜在力が大きく、協力の余地は極めて広い。双方は時代の経済発展に遅れることなく、経済・貿易協力の潜在能力を掘り起こし、たえず両国の互恵協力の新しい目玉をつくり、新しい原動力を注ぐべきである。

    第二、潮流に沿って、多国間協力を強める。金融危機克服から気候変動対応まで、地域協力の充実から国際体制の改革まで、多国間協力は次第に一つの潮流になっており、中日双方はこの流れに沿って、共同で国際的責任を果たすべきである。

    第三、伝統を受け継ぎ、友好的感情を深める。中日両国には民間友好の優れた伝統があり、両国政府と各界は行動を起こして、両国国民の多様な形式の交流を積極的に推進し、相互理解と友好的感情を一層深めるべきである。

    第四、大局に目を向け、現実の問題を適切に処理する。両国間にはいくつかの現実の問題が存在するが、お互いの必要性と共通の利益は食い違いや争いをはるかに上回っている。両国間の具体的問題は解決すべきだし、完全に解決できる。しかしいくつかの具体的問題によって、大局をみすえ、つかむことが妨げられてはならない。

    講演の後、崔大使は聴衆と交流・インタラクションを行った。



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