呉江浩大使夫妻、群馬県日中友好協会を大使館に招き交流
2024/03/12

 2月29日、呉江浩駐日大使と丁玥夫人は、群馬県日中友好協会を大使館に招待し交流した。群馬県日中友好協会名誉会長の福田康夫元首相、同協会の中村紀雄会長、協会会員、群馬県の大学生ら47人および大使館の張漪波、張沛霖両公使参事官、聶佳参事官らが参加した。

 日本のゲストを大使館に迎えた呉大使は次のように述べた。福田氏と群馬県友好協会の友人たちが7年前に大使館に植えたゴヨウマツがすくすくと成長し、群馬県と中国の友好のシンボルになっている。昨年11月、習近平主席と岸田文雄首相はサンフランシスコで会談し、中日間の戦略的互恵関係の位置づけを再確認し、両国関係の改善と発展に重要な政治的リーダーシップを発揮した。新しい1年に、私たちは日本と共に努力し、両首脳の重要なコンセンサスを指針に対話と交流を維持し、互恵協力を深め、人・文化の交流を拡大し、矛盾と意見の相違を適切に処理し、新しい時代にふさわしい中日関係の構築を推進していきたい。

  呉大使は次のように述べた。民間と地方の友好は中日関係の重要な基礎だ。群馬県は対中友好の基礎が深く厚く、貴州省をはじめ中国の地方との交流が盛んだ。群馬県の各界の友人が貴州省を訪れ、貴州のユニークな魅力を体験することを歓迎し、群馬県が貴州省や中国各地との友好交流・協力を深めるのを支援したい。

 貴州省外事弁公室の陶平生主任は、今回のイベントにメッセージを寄せ、今後も引き続き群馬県との友好関係を深め、両地域の人々の相互訪問を積極的に推進したいと表明した。

 中村会長は次のように述べた。日中両国は歴史的に深いつながりを持つ重要な隣国であり、日中関係の発展はアジアさらには世界の平和と安定にとって極めて重要だ。本日の交流活動を通じて中国をより深く知り、より真摯(しんし)な友諠を結ぶことを期待している。群馬県日中友好協会は今後も日中民間友好を精力的に推進し、両国関係の改善と発展に積極的に貢献していきたい。

 協会代表の小野恭子氏は、昨年の訪中で体験したことについて触れ、次のように述べた。中国の発展は目覚ましく、電子決済が便利になり、情報化が高度に進展し、人々の親しみやすさと温かさが印象深かった。今後も両国の民間友好交流に積極的に参加し、人々の心のふれあいを促したい。松井邦郎事務局長は、今年のぐんまマラソンに貴州省を招待すること、日中現代水墨画展を開催することなどの交流計画について説明した。

 日本のゲストは、呉大使をはじめとする大使館の外交官らと親睦を深めるとともに、貴州省の風土や気風を紹介する写真展を鑑賞し、ゴヨウマツの前で記念写真を撮った。