呉江浩大使、中日(大連)地方発展協力モデルパーク投資情報共有会に出席
2024/03/12

  2月26日、呉江浩駐日大使は、中日(大連)地方発展協力モデルパーク投資情報共有会に出席し、あいさつした。陳紹旺大連市人民政府市長、佐藤康博日中投資促進機会長が同席した。

 呉大使は次のように述べた。昨年11月、習近平主席と岸田文雄首相はサンフランシスコで会談し、一連の重要な共通認識〈コンセンサス〉に達し、両国関係の改善と発展に重要な戦略的指導力を与えた。経済貿易協力はつねに中日関係において「バラスト」と「推進器」の役割を果たしており、日本の対中投資累計額は実行ベースで1310億米ドルを超え、中国で事業を興し発展している日本企業は3・2万社を上回り、新型コロナ流行期でも、中国で利益を上げた日本企業の割合は3分の2以上になる。このところ、各レベル、各地方、各分野の代表団が相次いで訪中しており、1月下旬には日本経済界から200人を超える大型代表団が訪中し、中国側からは100人を超えるビジネス界の代表団を派遣したほか、本日は陳紹旺大連市長が大連市投資情報共有会を主宰するためにわざわざ日本を訪れた。双方の交流は絶えず緊密に行われ、利益的なつながりがますます深まっている。

 呉大使は次のように表明した。今年は新中国建国75周年であり、中国は積極的に新しい質の生産力を伸ばし、中国式近代化を揺るぎなく推進していく。中国の対外開放はずっと「進行形」であり、引き続き外資参入ネガティブリストを縮小し、投資環境最適化の政策と措置を打ち出し、市場化、法治化、国際化に向けて突き進む。

 陳市長は、大連と日本は地理的に近く、人付き合いが良好で、ビジネスのご縁もあり、友好交流の歴史が長く、中日の交流と協力が最も緊密な都市の一つであるとして次のように述べた。日本は大連市にとって最大の貿易国だ。日本が大連市に設立した外商投資企業は累計で5000社を超え、投資額は200億ドル近くに上り、双方の輸出入貿易総額は累計で2200億ドルを超えている。大連市は全方位の対外開放の歩みを加速させ、親商、恵商、安商、富商(投資家に親近感を、投資家に恩恵を、投資家に安心感を、投資家を豊かに)」の国際化されたビジネス環境を大いに築き、さらなる誠意、より優れた政策、より良いサービスによって、日本企業を含むすべての投資家のために事業を興す沃土(よくど)を育て、より良いふるさとづくりをしていく。日本企業が双方の実務協力を深め、より多くの重要プロジェクトを大連市で実現させ、積極的に大連市を宣伝し、大連市を推奨し、より多くの協力パートナーおよび付帯企業が大連市に投資し、発展するのをけん引し、手を携えて互恵ウィンウィンの新たな局面を切り開いてゆくことを希望している。

 

  佐藤氏は次のように述べた。日中両国は重要な隣国であり、互恵協力関係は緊密だ。大連市は中国の対日交流の代表的な都市であり、優れた地理的位置と美しい自然環境を有し、日本語人材の育成、産業クラスター、外資導入などにおいて比較的大きな優位性がある。日本企業は今後も大連市などと緊密に協力し、中日経済貿易関係の前向きな発展のために積極的な役割を果たしていきたい。

 会場では、大連市金普新区管理委員会の呂東昇主任が中日(大連)地方発展協力モデルパークのPRを行い、三菱電機やニデックなど日本企業の代表が大連市への投資経験を分かち合った。