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新中国60年の国防・軍隊整備の成果梁光烈国防相にインタビュー

    梁光烈中央軍事委員・国務委員兼国防相は中華人民共和国成立60周年にあたって、先ごろ新華社記者のインタビューを受けた際、この60年間、毛沢東同志、トウ(登+おおざと)小平同志、江沢民同志を中核とする党の3代の中央指導集団および胡錦涛同志を総書記とする党中央の指導の下に、わが軍は刻苦奮闘を経て、過去の単一軍種から現在の諸軍種・兵種統合へ徐々に発展し、部隊の革命化、近代化、正規化レベルがたえず高まり、祖国の安寧、国家の富強と人民の幸福に重要な貢献をしてきたと指摘した。

    ◇わが国の国防力・軍隊整備は輝かしい成果を収めた

    梁光烈氏は、新中国成立後60年間、わが国の国防と軍隊の整備は歴史的変化をとげ、輝かしい成果を収めたと述べた。これらの成果は現在六つの面に現れている。

    第一に思想・政治面がたえず強化された。わが軍と西側諸国の軍隊の最大の違いは、党の指導があり、思想・政治工作という独特の優位性があることだ。煩雑で複雑な国際・国内情勢に対して、われわれは党の指揮に従い、人民に奉仕し、勇敢で戦いにたけた栄えある伝統を広く発揚し、軍隊に対する党の絶対的指導という根本的原則と制度を堅持し、政治工作のもつ生命線の地位を堅持し、現代の革命軍人の中核的価値観を大いに育て、わが軍がさまざまの試練に耐えられるようにし、確固たる正しい政治方向をつねに維持した。

    第二に現代の条件下での防衛作戦能力が大幅に飛躍的に向上した。われわれは情勢の発展に合わせ、国の安全保障の必要を基に、近代化と軍事闘争の備えを強めることを非常に重視している。この数年、戦争形態の変遷を前にして、軍事委は、軍事闘争の備えの基点を情報化という条件の下での局地戦争に勝つことに一層移し、軍事戦略指導において時代と共に進むことを実現した。わが軍は新しい時代の軍事戦略方針の要求に従って、中核的軍事能力を大いに向上させ、国家の主権、安全と領土保全を強力に守っている。

    第三に体制・編制がたえず見直され、最適化された。新中国成立当初、わが軍の総兵員は550万で、その後最も多い時で600万余りに達した。幾度もの調整・改革を経て、わが軍は精兵、統合、高効率に向かってたえず新たな歩みを進めた。現在、わが軍の総兵員は230万で、軍種・兵種部隊の比率は適正化に向かい、部隊の編成構造は最適化されている。

    第四に兵器装備レベルの歴史的飛躍を実現した。新中国成立当初、わが軍陸軍の装備はほとんど敵から捕獲した「雑多なブランド」で、海、空軍の装備の数は少なく、性能も遅れていた。現在は、空では軍事衛星、先進的戦闘機をもち、地上では新型の主力戦車(MBT)、各種火砲、ミサイルをもち、海上では先進的艦艇、潜水艦をもっており、西側先進国の保有する各種装備をわが軍はほぼすべて持っていると言え、しかも少なからぬ装置の性能が世界の先進水準に達するか近づいた。これは非常にすばらしい成果で、わが軍の近代化レベルを現すとともに、国家の科学技術力の一大変化をも示している。

    第五に軍事外交の成果が豊富で、国の政治外交の大局に比較的よく奉仕し、国防と軍隊の近代化に奉仕した。

    第六に国防動員整備を全面的に進め、国防動員能力を著しく強め、国防動員体制が平時のサービス、緊急時の対応で特別な優位性と機能を発揮した。

    ◇たえず豊富になり、革新される党の軍事指導理論が国防・軍隊整備に科学的指針を提供した

    梁光烈氏は次のように指摘した。国防力・軍隊整備で輝かしい成果が得られたのは、結局のところ党の軍事指導理論による正しい導きがあったからだ。毛沢東同志、トウ小平同志、江沢民同志を中核とする党の3代の中央指導集団および胡錦涛同志を総書記とする党中央は、国防力と軍隊整備の実践の中で、党の軍事指導理論をたえず豊富にし、革新して、国防・軍隊整備に科学的指針と強大な思想的武器を提供した。

    梁氏はさらに、次のように述べた。毛沢東軍事思想は、われわれがプロレタリア階級の新しい型の人民軍隊をつくり、人民戦争を進め、全国的勝利をかちとるのを導いたうえで、われわれを導いて全国で政権を収めた後近代的国防を確立する重大な課題を正しく解決した。トウ小平の新たな時期の軍隊建設思想は、われわれを導いて、平和と発展が時代のテーマとなり、わが国が改革・開放を進めている歴史的条件下で、中国の特色ある精兵の道を歩み、強大な近代化正規化された革命の軍隊を建設する重大な課題を正しく解決した。江沢民の国防・軍隊建設思想は、われわれを導いて、世界で新たな軍事変革が大きく進み、わが国の社会主義市場経済が深まり発展している歴史的条件下で中国の特色ある軍事変革を積極的に進め、人民の軍隊が戦争に勝ち、変質しないことを保証する重大な課題を正しく解決した。胡錦涛主席の新たな情勢下の国防・軍隊整備の重要論述は、世界の戦略構造に大きな変化が生じ、わが国が小康社会を全面的に建設している歴史的条件下で国防・軍隊整備の科学的発展を進め、わが軍が新世紀新段階の歴史的使命を全面的果たせるようにする重大な課題に主に回答した。実践で証明されたように、国防・軍隊整備で得られたすべての成果と進歩は、党の軍事指導理論を真剣に学習、実践したたまものである。

    ◇わが軍の兵器装備開発は四つの段階を経た

    兵器装備は軍隊の近代化を示す重要な目印であり、中国軍の装備開発はずっと注目されてきた。梁光烈氏はインタビューで、新中国成立後60年間のわが軍の装備開発の歩みを特に紹介した。

    梁氏はこう述べた。この60年間、わが軍の装備開発はおおよそ四つの段階を経ている。第一は新中国成立後から1950年代末までで、導入・模倣を通じて、わが軍の兵器装備の制式化をほぼ実現した。第二は1960年代から70年代までで、自力更生の道を揺るぎなく歩み、殲8、強5機とミサイル、駆逐艦など一群の通常兵器装備の研究・製造に成功し、「両弾一星」〈原水爆と人工衛星をさす〉の奇跡を生んだ。第三は1980年代から90年代後期までで、軍は国の経済建設の大局に従い、これに奉仕し、装備つくりの戦線を縮小し、開発を多く、生産を少なくした。同時に重点を決めて、一群のハイ・ニューテク兵器装備の研究をスタートさせ、その後の開発のための重要な基礎を築いた。第四は1990年代以降で、わが軍は半機械化から機械化・情報化の複合的開発に転じ、兵器装備の開発が加速し、第二世代装備を主体、第三世代装備を中堅とする近代的兵器装備体系が形成された。

    「現在、第三世代の主力戦車、殲10機、早期警戒機、巡航ミサイル、新型駆逐艦および新型戦略核ミサイルなどのハイ・ニューテク装備が一部の部隊に配備されている」「われわれはさらに、国の安全保障の必要に合わせて、引き続きより先進的兵器装備を開発し、わが軍の近代化と軍事闘争への備えを物質面・技術からしっかり支えていく」、梁光烈氏はこう強調した。

    ◇わが軍の情報化条件下での戦略的抑止・実戦能力は著しく向上した

    兵器装備は軍隊の戦闘力と強い関連があるが、人民解放軍の作戦能力はどうか。梁光烈氏はこう語った。「軍隊の整備とは戦闘力を高めることにほかならず、これは基本的要求である。わが軍は戦争時代の百戦錬磨と平和な時期の長い整備を経て、戦闘力をはかる最も基本的なものである人と物の二つの面で大きな向上をとげた。わが軍は強大な戦闘力をもっている、と少しの誇張もなく言うことができる。特に近年、情報化という条件下での局地戦争に勝つということをめぐって、将兵の資質を大いに高め、ハイ・ニューテク兵器装備の開発を速め、実戦化訓練を着実に繰り広げ、情報化の条件下における戦略的抑止および実戦能力を著しく引き上げた。とりわけ戦略早期警戒能力、機動能力〈移動性〉、中長距離精密攻撃能力および情報化対抗能力は大きな向上をみせ、陸海空軍と第二砲兵の合同作戦能力はめだって強まり、国家の主権、安全と領土保全を効果的に守れるようになった。

    最近行われた軍事演習「跳躍―2009」に触れて、梁氏は次のように説明した。演習は平時の部隊の「砥石」であり、演習を通じて部隊の訓練成果を検証し、戦闘力を高めることができる。今回の大規模な広域実兵の検証的演習には、瀋陽、蘭州、済南、広州4軍区の数万人の将兵が参加しており、移動距離が長く、演練課目が多く、設置された電磁環境が複雑で、対抗難度が比較的大きかった。そして各級指揮員の組織・指揮能力が検証されるとともに、部隊の遠距離移動、火力攻撃、情報対抗および総合保障〈後方支援〉能力が全面的に検証され、部隊にとって一つの大きな鍛練と向上になった。類似の移動検証演習は、この数年、各軍区、軍種・兵種で実施され、特に複雑な電磁環境下の演練活動は比較的活発に進められている。これはわが軍が軍事訓練への強力な取り組みの高まりをさらに起こし、機械化の条件下の軍事訓練から情報化の条件下の軍事訓練への転換を加速しつつあることを示している。

    ◇建国60周年の首都閲兵はわが軍の威武の師、文明の師、勝利の師のよいイメージを示すだろう

    まもなく行われる建国60周年首都閲兵は、国内外から注目されている。梁氏は次のように説明した。国慶節に首都で閲兵式が行われるのは、新中国成立後今回が14回目となる。その時には、数十の徒歩と装備の方陣、100機を超える飛行機、数百点の新型主力装備が天安門前を通過して観閲を受ける。

    「観閲を受ける人員と装備の方陣は訓練水準が高く、壮観、勇壮で、人々を奮い立たせる」、すでに閲兵村で2度の合同練習を見ている梁光烈氏は、今回の閲兵には主に次の四つの特色があるとした。

    ――参加する部隊が揃っている。陸軍、海軍、空軍、第二砲兵および武装警察部隊、民兵予備役部隊がすべて参加し、中国の武装勢力体系の各方面を網羅している。

    ――参加する装備が進んでいる。すべて中国が独自に研究・製造したものであり、その中の大多数は新型の主力装備で、技術戦術性能が進んでおり、中には世界の先進水準に達したものもある。

    ――閲兵の準備が十分だ。5月に人員と装備が閲兵村に入ってから、これまで4カ月余り非公開の訓練を行い、合同訓練を重ねた。

    ――将兵の精神状態はよい。炎熱の天気にもかかわらず、観閲を受ける将兵の士気は高く、訓練は非常に厳格で、各人の動き、方陣の動作および全体の調和などの面で常に最高基準が貫かれている。

    「今回の閲兵は、必ず党と人民に立派な報告を行い、新中国成立後、特に改革・開放後の国防と軍隊の近代化の偉大な成果を示し、わが軍の威武の師、文明の師、勝利の師のよいイメージを示し、国威と軍威を発揚するものと信ずる」

    ◇救出・救援参加と経済建設支援で重要な役割を果たす

    中国は自然災害の頻発する国だ。この60年間、人民の子弟兵は誠心誠意人民に奉仕するという目的を常に銘記し、積極的に救出・救援に参加、地方の経済建設を支援しており、重大な危険や災害のあるところには、必ず彼らの姿がある。

    そのうち自ら体験した二つのことに、梁氏は強い印象を受けた。「第一は1998年の洪水とのたたかいだ。当時私は瀋陽軍区の司令員を務めていた。洪水対策にあたる軍区の部隊は、すでに解隊が決まったり、師団から旅団に改編される予定だったりしていたが、命令一下、軍団・師団の指導幹部から普通の下士官兵まで、洪水とのたたかいの第一線に急行した。復員退役していたハルビン市の老兵も次々に中隊に戻り、救援活動に加わった。松花江堤防に穴があくという危急の時に、18、9歳の兵士が、50キロから100キロの土嚢をかついで穴を塞いだ。一人も落伍することなく、一昼夜作業を続けて、穴を塞ぐ任務を予定より早く完了した。

    「第二は2008年四川ブン川(ぶんせん)=ブンはさんずい+文=の震災救援の一線で部隊を慰問した時のことだ。広範な将兵が全力で大衆を救出する感動的場面をまのあたりにした。徳陽の被災者避難所で、一人の老婆が私の手をとり、何度も解放軍に感謝したが、最後は泣いて声にならなかった。この光景を私は生涯忘れないだろう。わが軍はさらに、社会主義建設に積極的に参加し、西部大開発支援、東北旧工業地帯の振興、社会主義の新しい農村建設で重要な役割を果たした。全軍の各大単位は積極的に資金を集めて、西部地区の105の県クラス病院を一対一で支援し、またかつての長征ルート沿線で112の「八一愛民学校」を建設した。

    ◇軍事外交で全方位、多段階、広分野の枠組みを形成している

    近年、わが軍の軍事外交は非常に活発で、人々は国際舞台で人民解放軍の姿をますます多くみるようになっている。これについて、梁光烈氏は次のような見方を示した。軍事外交は国の外交の重要な構成部分である。われわれは、軍事外交が国家外交の大局〈大きな利益〉に奉仕する原則を堅持し、世界各国との軍事関係を積極的に発展させ、国家の外交に然るべき貢献をしている。

    梁氏はさらに次のように述べた。国家の外交の大局に奉仕して、わが軍の軍事外交活動は全方位、多段階、広領域の枠組みを作り上げている。第一に首脳の往来と相互訪問を幅広く繰り広げ、友誼を深め、軍事面の相互信頼を増進した。第二に外国軍との実務的交流と協力をたえず深め、留学者、専門視察チームを相互に派遣し、有益な経験を学び参考にし、国防と軍隊の近代化を促進した。第三に多国間安全保障対話に積極的に参画し、政策を知らせ、影響を拡大した。特に軍事的透明性の問題で、われわれは信頼を醸成、懸念を和らげる多くの活動を行った。前後6回の国防白書を発表し、国防部報道官制度をつくり、最近また国防部ウェブサイトを開設した。これらは国際社会でよい反響を得ている。第四に国際的義務を真剣に果たし、国際的な軍備管理、軍縮と不拡散の努力を揺るぎなく支持し、国際平和維持活動と人道主義的救援活動に積極的に参加した。国連の18の平和維持活動に前後1万3000人余りの将兵を参加させ、安保理常任理事国中、平和維持部隊の派遣が最も多い国の一つになった。2008年12月から、前後3次の海軍艦艇編隊をアデン湾、ソマリア沖に派遣して、800隻余りの船舶の護衛を行い、海賊に襲われた外国船9隻の救出に成功した。

    ◇21世紀中葉に国防と軍隊の近代化をほぼ実現する

    国防と軍隊の整備を展望して、梁光烈氏は新世紀の新段階に、党中央、中央軍事委と胡錦涛主席は高所に立って遠くまで見通し、わが国の安全保障環境の発展・変化を正確に把握し、世界の新たな軍事変革のすう勢を鋭く洞察して、一連の重大な政策決定と部署配置を適時に行い、国防と軍隊整備の方向を一層明らかにしたと述べた。

    そして、われわれは中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を掲げ、トウ小平理論と「三つの代表」〈先進的生産力発展の要請、先進的文化の前進方向、最も広範な人民の根本的利益を代表すること〉の重要思想を導きに、科学的発展観を深く貫き、実行に移して、情報化の条件下の局地戦争に勝ち、安全保障のさまざまな脅威に効果的に対処できる強大な人民の軍隊を建設し、国家の安全と発展の利益を守るのにふさわしい強大な国防力を整備するために努力すると強調した。

    「革命化、近代化、正規化を統一する原則を堅持し、軍隊の各方面を全面的に強化し、調和をとりながら推進する。とりわけ党の軍隊に対する絶対的指導を常に堅持し、わが軍の性格、本領と作風〈スタイル〉を確保する」

    「国防と軍隊の整備ではあくまでも近代化を中心にし、『3段階で進む』戦略構想に従って、2010年までにしっかりした基礎を築き、2020年までに機械化をほぼ実現するとともに情報化で重大な進展を収め、21世紀中葉に国防・軍隊の近代化をほぼ実現する。この戦略構想に基づいて、陸軍は区域防衛型から全域移動型へ転換し、海軍は比較的強い近海防御能力および一定の遠海作戦手段を備え、空軍は国土防衛型から攻撃・防御兼備型へ転換し、第二砲兵は本当に有能有効な、核・通常兼備の戦略部隊になる」

    「われわれは第17回党大会の国防と経済の調和のとれた発展という要求を真剣に実行に移し、中国の特色ある軍民融合型の道を堅持し、小康社会全面建設のプロセスで富国と強軍〈強兵〉の統一を実現するよう努力する」

    梁光烈氏は最後に次のように強調した。「胡主席は『強固な国防を築くことはわが国の近代化の戦略的任務であり、国家の安全統一維持と小康社会の全面建設の重要な保障である』と深く突っ込んで指摘している。われわれは、党中央、国務院、中央軍事委の正しい指導の下、全国各民族人民の強力な支援の下で、国防と軍隊の整備は必ず新たな飛躍を実現でき、わが軍の近代化レベルと防衛作戦能力は必ず新たな飛躍的上昇を実現でき、わが軍は必ず党と人民から与えられた神聖な歴史的使命を担えると確信している」

    梁光烈氏は四川省三台出身、1940年12月生まれ。1958年1月入隊し、中国人民解放軍師団司令部作戦訓練科参謀、武漢軍区司令部作戦部副部長・師団長・集団軍軍長、北京軍区参謀長・副司令員、瀋陽軍区司令員、南京軍区司令員、中央軍事委員会委員・中国人民解放軍総参謀長、中央軍事委委員・国務委員兼国防相を歴任した。大将。

(北京21日発新華社電子版)



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