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胡錦涛主席の核不拡散軍縮サミットでの演説全文

    国連安保理核不拡散・核軍縮サミットが24日、ニューヨークの国連本部で開かれ、中国の胡錦涛国家主席は「普遍的安全保障の世界を共に築こう」と題する重要演説を行った。全文次の通り。

    議長、同僚のみなさん

    現在、国際安全保障環境は複雑で目まぐるしく変化し、核拡散問題が依然として際立ち、核軍縮は任重くして道遠しである。普遍的安全保障の世界を築くため、われわれは次の諸点に努力して取り組まなければならない。

    ―平和・安定の大きな国際環境づくりに努め、平和的方法で国際紛争を解決し、各国の安心感を増進し、発展を促し、貧困をなくし、衝突と混乱の根源をなくす。

    ―各国の安全保障に関する正当で合理的な関心を十分尊重し、これに配慮し、自国の安全を他国の安全より優先させることなく、互恵・ウィンウィン(共に勝者になる)を通じて普遍的安全保障を実現する。

    ―相互理解・信頼の国家関係樹立に力を尽くし、意見の食い違いと疑念を解き、平等のうえにたった対話・協力を進める。

    ―多国主義を堅持し、国連を中心とする集団安全保障体制を固め、その公正性と合理性を強め、国際的安全保障協力で強大な役割を果たすようにする。

    普遍的安全保障の世界を築くにはまず核戦争の脅威から抜け出さなければならない。この機会に5項目の主張を行いたい。

    第一に、世界の戦略的均衡・安定を維持し、核軍縮プロセスを積極的に推進する。すべての核保有国は「核不拡散条約」(NPT)第6条で定められた義務を確実に果たすとともに、核兵器の永久保有を求めないと公開で約束する。最大の核兵器を保有する国は核兵器を引き続き率先して大幅かつ実質的に削減しなければならない。「包括的核実験禁止条約」(CTBT)を早期に発効させなければならない。「兵器用核分裂物質生産禁止条約」(カットオフ)交渉を早急に行うべきである。条件が熟した段階で、他の核保有国も多国間核軍縮交渉のプロセスに参加すべきである。全面的完全核軍縮を最終的に実現するため、国際社会は適切な時期に確実に実行可能で、段階的行動からなる長期計画を策定すべきであり、これには「核兵器全面禁止条約」の締結が含まれる。

    第二に、核兵器の先制使用を基礎にした核抑止政策を放棄し、核兵器の脅威を確実に減らす。すべての核保有国は非核保有国と非核地帯に対して無条件で核兵器の使用や核兵器使用の威嚇を行わないことを明確に約束し、これに関する法的拘束力のある国際文書について合意しなければならない。同時に核保有国間で核兵器相互先制不使用条約について交渉し、締結すべきである。

    第三に、国際核不拡散体制を固め、核兵器の拡散を防止する。すべての国がNPTに加盟し、条約の権威性と有効性を確実に守り、強めなければならない。国際原子力機関(IAEA)の保障監督機能を強化する。すべての国が核不拡散の義務を厳格に果たし、二重基準をとらず、核拡散輸出規制を強化、改善しなければならない。

    第四に、各国の原子力平和利用の権利を十分尊重し、国際協力を積極的に進める。先進国は発展途上国の平和目的の原子力開発利用を積極的に支援すべきである。IAEAは資金投入を拡大し、原発、原子力安全、核技術応用などの面の技術協力・援助を推進する。

    第五に、原子力安全を大いに強化し、核リスクを確実に減らす。各国は原子力安全分野の各国際法律文書を厳格に順守し、確実な措置をとって、その核施設と核物質の安全を確保し、核物質の流失を有効に防止しなければならない。国際社会は協力を強めて、核テロリズムを共同で取り締まらなければならない。

    中国は一貫して核兵器の全面禁止と完全廃棄を主張しており、ここで改めて厳粛に表明したい。中国は確固として自衛のための防御的核戦略をとり、いかなる時いかなる状況でも核兵器を先制使用しない政策を常に厳守し、非核保有国と非核地帯に対して無条件で核兵器の使用と核兵器使用の威嚇を行わないことを明確に約束する。中国はいかなる形の核軍備競争にも参加せず、引き続き自らの核の力を国の安全に必要な最低限の水準に維持し、引き続き国際核軍縮プロセスの推進に努める。中国は引き続き国際核不拡散体制の維持で建設的役割を果たすことを願っている。

    ご静聴ありがとう。    (国連9月24日発新華社)



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