トップページ > 新着情報
胡錦涛主席の世界メディアサミット開幕式でのあいさつ全文

    胡錦涛主席が10月9日、世界メディアサミット開幕式で行ったあいさつの全文は次の通り。

    ご列席の皆さん、友人の皆さん

    黄金の秋の十月を迎えて、爽やかな風が吹いている。このよき季節に、世界各地のメディア機関の責任者が北京に集まり、世界メディアサミットを開く運びとなった。まず中国政府と人民を代表し、謹んで今回の世界メディアサミットの開催に心からの祝意を表したい。そして友人の皆さんの来訪に、熱烈な歓迎の意を表する。

    今日の世界は、経済・社会の急速な発展と科学技術の日進月歩によって、情報の伝達と獲得が日増しに速くなり、世界のメディア業はかつてない大変革をとげつつあり、社会生活におけるメディアの役割はますます重要になっている。今回の世界メディアサミットは「協力、対応、共栄、発展」をテーマに、世界のメディア業の発展が直面する挑戦に対する人々の強い関心を反映し、各メディアの交流協力の強化、共同の発展の追求という願いを示し、世界の平和と発展のために力を尽くすメディア従事者の決意を現している。サミットがこのテーマをめぐって突っ込んだ検討と幅広い交流を行うことは、世界各地のメディアの協力強化に役立ち、世界のメディア業の健全で秩序ある発展の促進に役立ち、各国人民の相互理解と友情の増進に役立つと信ずる。

    ご列席の皆さん

    今日の世界はまさに大発展、大変革、大調整の時期にある。世界の多極化、経済のグローバル化がさらに進み、世界的範囲のさまざまな思想・文化の交流が一層頻繁に、一層活発になり、開放・協力、互恵・ウィンウィンが国際社会の幅広いコンセンサスになり、国と国の相互のつながりが一層密接になっている。同時に、世界的金融危機の影響がなお続き、発展の不均衡が一層際立ち、気候変動、食糧安全保障、エネルギー・資源安全保障など地球規模の問題が一層顕在化し、テロ、国際組織犯罪、重大な伝染性疾患など非伝統的安全保障の脅威が依然として存在し、局地紛争とホットな問題があちこちで起こり、不安定、不確定要因が増え、世界の平和と発展は諸々の挑戦に直面している。

    未曽有のチャンスと挑戦を前にして、世界各地のメディアは時代の潮流に沿い、手を携えて一緒に進み、平和が永続し共に繁栄する調和した世界の建設に貢献するよう努力すべきである。

    第一に、自らの特色と強みを十分に活用して、平和、発展、協力、ウィンウィン、寛容の理念を幅広く伝播すべきだ。各種のメディアは人類の平和と発展の崇高な事業のために力を尽くし、世界各国が政治面で相互に尊重、平等に話し合い、経済面で相互に協力し、相互に補完しあい、文化面で相互に参考にし、小異を残して大同につき、安全保障面で相互に信頼し、協力を強化し、環境保護面で互いに助け、協力して進むことにより、人類の一層よき未来を共同で築くようにさせるべきである。目下、世界各国は国際金融危機の影響を全力で克服しつつあり、世界各地のメディアは国際社会の同舟相救い、協力を強化し、共に難局を乗り切るための措置と成果を突っ込んでとりあげ、世界経済の回復と健全で安定した発展のために寄与すべきである。

   第二に、平等・相互信頼、互恵・ウィンウィン、共同の発展を堅持し、交流・協力をよりよく繰り広げるべきだ。世界のさまざまな形態のメディアは、文化の違い、レベルの高さ、規模の大きさを問わず、相互に尊重し、相互に信頼し、平等に付き合い、小異を残して大同に付き、交流によって互いに参考にするようにすべきである。各当事者の実情を十分に考慮し、各当事者の訴えについて話し合いを行い、それに回答を与え、各当事者の利益を合わせて考え、競争もすれば協力もし、相互補完・援助と共同受益を実現するよう努力すべきである。成功の経験を共有し、発展のための環境を最適化し、力を合わせて挑戦に対応し、共同の発展を求めるべきである。

    第三に、社会的責任を確実に負って、ニュース・情報の真実で、正確、全面的、客観的な伝播をはかるべきだ。今日の社会で、国際政治、経済、社会、文化など各分野に対するメディアの波及力は日増しに強まり、人々の思想、仕事、生活など各方面への影響は日増しに深まっている。まさにそのことのために、各種のメディアにとって、強い社会的責任感を持ち、貫くことはこれまでのいかなる時よりも重要になっている。各種のメディアが公衆に幅広く受け入れられ、社会に幅広く尊重され、信頼性と影響力をたえず高めるには、報道事業の基本的準則(規範)を順守し、世界の多極化、経済のグローバル化、文明の多様化という現実を客観的に報道し、世界各国の発展の主流とすう勢を十分に反映し、途上国の発展・進歩を温かく激励するようにすべきである。

    ご列席の皆さん

    数日前、中国人民は中華人民共和国成立60周年を熱烈に祝った。60年間、特に改革・開放後30年間のたゆまぬ奮闘を経て、中国の様相、中国人民の様相は歴史的変化をとげた。今日の中国は、総合国力が著しく強まり、人民の生活が全体的に小康(まずまずの暮らしぶり、わりあいゆとりのある生活)の水準に達し、かつてなかった活力と創造力をほとばしらせている。同時にわれわれは、中国が依然として世界で最大の発展途上国であり、中国が発展のプロセスでぶつかる矛盾と問題はその規模から言っても複雑さから言っても世界的にまれにみるものであることを冷静に認識している。中国が十数億の人口に恩恵の及ぶより高い水準の小康社会を全面的に完成させ、さらに進んで近代化をほぼ達成し、すべての人民が共に豊かになるようにするには、まだ長い道のりを歩まなければならない。中国は引き続き自国の国情を踏まえ、中国の特色ある社会主義の道を堅持し、経済、政治、文化、社会の各建設およびエコ文明建設を全面的に進め、全力を挙げて人民のための発展、人民に依拠した発展、発展の成果の人民による共有ということを実現していく。中国は終始変わらず平和的発展の道を歩み、終始変わらず互恵・ウィンウィンの開放戦略をとり、あくまでも平和共存5原則を基礎にすべての国との友好協力を発展させるようにする。

    改革・開放と社会主義近代化を進める過程で、中国政府は常に、メディアの発展を大いに重視し、中国のメディアが現実に近づき、生活に近づき、大衆に近づき、考えを革新し、内容を革新し、形式を刷新し、方法を刷新し、手段を刷新し、親和力(親しみやすさ)、吸引力(魅力)、感化力を強め、社会の正しい気風を広め、世情民意を伝え、社会のホットな問題を誘導し、公衆の感情をうまく導き、世論としての監督をしっかりやり、さらに人民の知る権利、参加する権利、意見を述べる権利、監督をする権利を保障する面で重要な役割を果たすことを奨励し、支持している。中国政府は中国のメディアが外国のメディアとニュース伝達、人的資源、情報技術、業務発展などの面で交流を強化し、協力を深めることを支持している。現在、ますます多くの外国メディアが、ご列席の皆さんが代表しておられるメディアの大多数を含めて、中国に常駐記者を派遣しており、臨時に取材に訪れる記者の数も増え続けている。外国メディアによる中国報道の情報量はますます多く、分野はますます広く、内容はますます豊富になり、各国人民が現代中国の発展・変化を理解するうえで重要な役割を果たしている。われわれは関係の法律・法規に従って、引き続き政務公開を推進し、情報の公表に力を入れ、外国の報道機関や記者の合法的権利・利益を保障し、中国で取材・報道業務に携わる外国メディアのために便宜をはかっていく。われわれは、世界各地のメディアが各国人民の中国理解の増進、各国人民と中国人民の友情の強化・発展に新たな貢献をするよう心から希望している。

    ご列席の皆さん

    人民と運命を共にし、時代と共に発展することは、世界各地のメディアの必然的選択である。参加された友人の皆さんの共通の努力によって、今回のサミットは必ず世界各地のメディアの交流を強め、協力を深める面で積極的な成果を収め、世界のメディア業の発展に貢献するものと信ずる。

    ありがとうございました。



[Suggest To A Friend]
       [Print]