呉江浩大使、東京華僑総会新年会/駐日大使館「温暖迎春」開始式に出席
2024-01-19 18:24

  1月13日、呉江浩駐日大使は東京華僑総会新年会兼駐日大使館「温暖迎春」開始式に出席した。海江田万里衆議院副議長が出席してあいさつを述べ、在日僑胞および各界の友好的人々200余人が出席した。陳巍公使参事官兼総領事、趙鋼参事官、趙明参事官が同行した。

 呉大使は次のようにあいさつした。2023年は第20回党大会の精神を貫き実行に移す序盤の年であり、中日平和友好条約締結45周年でもある。中国共産党の強力な指導の下、国内外の中華の子女が一致団結して、近代的社会主義国を全面的に建設する確かな一歩を踏み出している。習近平主席と岸田文雄首相はサンフランシスコで会談し、戦略的互恵関係を全面的に推進することを再確認し、両国の交流と協力の深化について一連の共通認識〈コンセンサス〉に達し、中日関係の改善と発展の方向をはっきりと示した。2024年は中華人民共和国成立75周年に当たる。私たちはいま、中国式近代化によって強国建設と民族復興の偉業を全面的に推し進め、人類運命共同体の構築を推進している。東京華僑総会が新たな年にその良き伝統を引き続き発揚し、中日関係の改善と発展のためにより大きな役割を果たすことを希望する。

 呉大使は次のように表明した。春節は中華文明で最も古く、最も重要な伝統的な祝日である。先ごろ、国連は春節を国連の祝日に指定し、「中国年」を「世界年」に格上げした。新春の佳節〈よき日〉を控えて、駐日大使館は皆さんのために、党と政府の配慮が託された「温暖迎春包」〈温かい春の贈り物〉を心を込めて用意しており、オンラインと対面で同時に配布する。異国の地におられる同胞たちに祖国の温かさを感じていただきたい。先ごろ、石川県能登地方で強い地震が発生し、多くの死傷者と大きな被害が出た。李強総理と王毅外相はそれぞれ岸田文雄首相と上川陽子外相にお見舞いの電報を送り、中国政府として必要な支援を積極的に提供したいと表明した。在日同胞が気象災害情報に細心の注意を払い、安全対策を強化し、平安で穏やかな新年を迎えられることを希望する。駐日大使館と領事館は、人民のための外交という理念を一段と実践し、在日同胞の合法的な権利・利益を全力で守り、常に皆さんの強力な後ろ盾になっていく。

 海江田氏はあいさつで、2024年は甲辰(きのえ・たつ)の年であり、日中関係が登り竜のように確実に改善され発展してほしいと述べた。東京華僑総会の陳隆進会長は、先輩華僑の愛国精神を受け継ぎ、新しい時代、新しい環境の下で、中日民間友好交流のためにより大きく貢献したいと述べた。全日本華僑華人連合会の賀乃和会長は、新老華僑の相互交流を強化し、華僑界の結束力を高め、中日関係の改善と発展のために民間の力を出したいと述べた。

 スタート式では、出席した各界の僑胞に駐日大使館から200個余りの「温暖迎春包」が配られた。また、東京票房(京劇倶楽部)のメンバーが伝統的な京劇の演目である「沙家浜」や「紅灯記」〈赤い信号灯〉を披露した。