楊宇公使、第17回全中国選抜日本語スピーチコンテスト本選に出席
2024-03-18 13:47

  3月12日、楊宇公使は第17回全中国選抜日本語スピーチコンテスト本選に出席し、あいさつした。同イベントは日本経済新聞社、中国教育国際交流協会、日本華人教授会議の共催で行われ、日本経済新聞社の長谷部剛社長、加藤秀央常務執行役員、中国教育国際交流協会の付博副秘書長、華人教授会議の段瑞聡代表、大使館の杜柯偉、張沛霖両公使参事官のほか、イベントの協賛企業、両国の高等教育機関の専門家・審査委員、教職員・学生の代表ら300人余りが参加した。

 楊公使はあいさつで次のように述べた。習近平主席と岸田文雄首相は昨年11月にサンフランシスコで会談し、中日の戦略的互恵関係の全面的推進および新しい時代にふさわしい建設的で安定的な中日関係の構築を再確認し、両国関係の改善・発展の方向をはっきり示した。「中日両国の友好の土台は民間にあり、両国民の友好の未来は若い世代にかかっている」。両国の若者がお互いを理解し、友好的につきあえることができるかどうかは、中日関係の長期的かつ健全で安定した発展にとって極めて重要だ。

 楊公使は次のように述べた。2006年から開催された全中国選抜日本語スピーチコンテストは、徐々に中国の日本語教育分野で広く知られる有名なイベントとなり、中国の日本語学習者にとって日本を理解する重要な窓口となっている。学生たちが日本との青少年交流の第一線に立ち、専門の強みを十分に生かして、日本社会を深く理解するだけでなく、積極的に中国の声を伝え、新しい時代の中国の発展を日本の人々、特に若い世代に紹介し、中日民間友好交流の使者となるよう努力することを希望している。

 加藤秀央氏は主催者を代表して次のようにあいさつした。全中国選抜日本語スピーチコンテストは、中国の日本語専攻学生が専門の能力を示し、日本社会に入るためのプラットフォームを提供することを目的としている。今回の本選は5年ぶりに東京で開催され、本選進出者は来日してコンテストに出場するほか、企業を訪問し、両国の優秀な青年と意思疎通・交流を図る。日本経済新聞としては今後も中国側の主催者とコンテストを立派に開催し、日中の青少年交流と相互理解をさらに促進していきたい。

 第17回全中国選抜日本語スピーチコンテストは、「日中平和友好条約締結45周年-私のメッセージ」と「DX(デジタル・トランスフォーメーション)で私の暮らしはどう変わる?」をスピーチテーマに、2023年10月から中国の8地区で開催され、232大学から3万人以上の学生が参加し、いろいろな大学から16人が本選に残り、浙江工商大学の肖瑩瑩さんが優勝した。