楊宇公使、恵州投資説明会に出席
2024-04-12 18:31

  4月5日、楊宇公使は「中国・恵州‐日本投資説明会」に出席し、あいさつを述べた。今回のイベントは広東省恵州市人民政府による主催で、これには恵州市党委員会書記で恵州市人民代表大会常務委員会主任の劉吉氏、恵州市の李俊玲副市長、日中経済協会の高見澤学理事および日本貿易振興機構(JETRO)など両国の経済団体や企業の代表ら130人余りが参加した。

 楊氏はあいさつの中で次のように述べた。中日は互いに重要な隣国である。長年の間、両国各界の共同の努力の下、中日の各分野の実務的協力は深く、広く開拓され、利益は深く溶け合い、実りある成果をあげ、各自の発展の推進のために重要な役割を果たしてきた。昨年11月、習近平主席と岸田文雄首相が会談を行い、戦略的互恵関係を全面的に推進することを再確認し、より一層両国の各分野の交流・協力を深化させることについて重要な共通認識〈コンセンサス〉に達し、中日関係の改善・発展と経済・貿易協力の質的向上・高度化のための方向を指し示した。両国の地方ならびに経済界の人々が手を携え、両国首脳の重要なコンセンサスを実行に移し、両国の実務的協力の持続的な深化を推進し、よりハイレベルな互恵ウィンウィンを実現することを希望する。

 楊氏は次のように述べた。先月開かれた「全国両会」〈全人代と政協の二つの年次会議〉は中国の経済社会の発展の真新しい青写真を描き、中国式近代化を断固として推し進めるという明確なシグナルを世界に向けて発信した。中国は近代的産業システムの建設を強力に推し進め、新しい質の生産力の発展を加速させ、高いレベルの対外開放を絶えず拡大していく。われわれは継続的に外資参入のネガティブリストを縮小し、全面的に製造業分野の外資参入規制措置を撤廃し、外資企業の内国民待遇を実行に移し、市場化、法治化、国際化された一流のビジネス環境を整備する。日本経済界の友人が今回の説明会を機に、より深く恵州を理解し、絶えず中国との経済・貿易の交流・協力を深化させることを希望する。

 劉氏と李氏は恵州の歴史・文化の根源と経済社会の発展の成果を詳しく紹介し、次のように述べた。恵州は粤港澳大湾区〈広東香港マカオ・グレートベイエリア〉の東岸に位置し、地理的条件に恵まれており、資源の賦存量は豊富で、石油化学・エネルギー、新材料、電子情報などの優位性を持つ産業クラスターが発展し、形成されている。より多くの日本企業が恵州に進出し、恵州を深耕し、発展の新たなチャンスを共有することを歓迎する。

 高見澤氏と恵州にある日本企業の代表らはあいさつの中で、対中交流や恵州でのビジネスの経験に触れ、恵州の産業クラスターの優位性とビジネス環境を評価し、研究開発投資、生産投資、人材投資をより一層拡大し、恵州に立脚してベイエリアに溶け込み、より大きな発展を実現したいと述べた。

 説明会の後、双方の代表は共同で日本企業の恵州での投資・協力取り決めのサインに立ち会った。