王毅氏、日米のネガティブな動きに対する中国の立場を表明
2022-05-18 16:27

 2022年5月18日、王毅国務委員兼外交部長は日本の林芳正外相とビデオ会談を行った際、日米の中国に関するネガティブな動きについて中国側の立場を表明した。

 王毅氏は次のように指摘した。日本は間もなく米国・日本、インド、オーストラリア4カ国の枠組みである「クワッド」の首脳会議を主催する。人々に懸念、警戒させるのは米国の指導者がまだ出発する前から、いわゆる日米の連携による中国対抗の論調が盛んに流され、事態を混乱に陥れていることだ。日米は同盟関係であり、一方、中日は平和友好条約を締結している。日米の二国間協力は陣営間の対抗をあおるべきでなく、ましてや中国の主権、安全、発展の利益を損なうべきではない。日本が歴史の教訓を汲み取り、地域の平和と安定に着目して、必ず慎重に事を運ぶようにし、他人のために火中の栗を拾い、災いを隣国に押しつけることのないよう希望する。