駐日大使館、「国際女性の日」祝賀レセプション・春分茶会を開催
2024-03-26 15:59

  3月20日、呉江浩駐日大使と丁玥夫人は大使館で「国際女性の日」祝賀レセプション・春分茶会を開き、これには岸田首相夫人の裕子さん、福島瑞穂社民党党首、山東昭子元参議院議長、阿部俊子文部科学省副大臣、連立与党公明党の山口那津男代表夫人の早苗さん、鳩山由紀夫元首相夫人の幸さんら、日本各界の女性代表のほか、各国駐日女性使節および大使館の女性外交官ら約400人余りが出席した。

 呉大使はあいさつで、社会の発展と進歩に貢献している幅広い女性たちに敬意を表し、次のように述べた。新中国が成立して以来、中国共産党の指導の下、中国の女性事業は歴史的な成果を収めてきた。幅広い女性がその両手でよりよい生活を創造し、奮闘のなかで功績をあげ事業を興し、全ての分野において女性の活躍が見られた。中国女性の達成感、幸福感および社会貢献度は強まり続けており、中国式現代化の新たな征途で新たな光彩を放ち、新たな栄光を記すことだろう。

 呉大使は次のように述べた。昨年11月、習近平主席と岸田首相が重要会談を行い、中日の戦略的互恵関係を全面的に推進することを再確認し、両国関係の改善と発展の方向を示した。中日関係の発展の歩みで、両国の女性は非常に重要な役割を果たしてきた。両国の女性がさらに対話と交流を深め、女性の持つ独特な力で、中日関係の改善と発展を図るために、さらなる大きな貢献を果たすことを期待している。

 丁玥夫人はあいさつで、次のように述べた。今日は中国の二十四節気の一つ「春分」で、生気と希望の意味が込められている。したがって、この日に皆さまをお招きし、ともに全世界の女性の祝日を祝うことにした。中国は長期にわたって男女平等を基本的国策として堅持し、一貫して女性の権益を保護することを非常に重視し、性別による差別をなくし、女性の全面的な発展を促しており、「女性は天の半分を支えることができる」という言葉は今日の中国では既に現実のものとなっている。日本も「男女共同参画」を強く提唱し、「すべての女性が輝く社会づくり」を進めている。中日両国の女性が手を携えて前を向き、両国の共同発展の推進と、中日友好交流の促進のために、かけがえのない貢献を果たすことを期待している。

 丁氏は次のように述べた。この1年間、私と大使館の女性職員たちは多くの日本の女性たちと友人になり、地方の県・市を訪問し、生け花、茶道を体験し、アジア婦人友好会主催のチャリティーバザーに参加した。昨年11月、石川県を訪問し女性外交官の交流活動に参加したのはよい思い出だ。今年の初めに能登半島地震が起きた際、みなとても焦心し、現地の友人にメッセージや贈り物を贈った。被災地の復興が滞りなく進むことを心から祈念し、中日民間友好の力がこれからも絶えず続いていくことを期待している。

 岸田首相夫人の裕子さんは次のように述べた。昨年11月、日中両国は各分野の交流を深めることで一致しており、女性の交流はその中の重要な一つだ。両国女性の相互理解を増進し、互いに学び参考にし、共通の課題に対応することは、より良い社会を築き、両国関係の発展を図るのに役立つ。数年前に北京を訪れた際、当時目にした、生き生きとした中国人女性の姿がとても印象に残っている。きょうのイベントを通して、より一層中国に対しての理解を深めたいと思っている。今年の国際女性の日のテーマは「女性に投資を。さらに進展させよう」である。日中両国の女性が手を携えて努力し、女性がますます輝ける社会をともに築いていくことを期待している。日中両国の女性事業の持続的な発展と、日中の友情が末永く続くことを願っている。

 今回のレセプションは中日両国に共通する「茶文化」をテーマとし、会場では中国宋王朝の点茶の作法に倣って多くの精緻な茶席が用意され、大使館女性職員の筝の演奏に合わせて、プロの茶芸団体が点茶、奉茶の実演を行った。また大使館女性職員が民族衣装を身にまとい伝統的な舞踊を披露し、中華文化の独特な魅力を放って、会場の雰囲気を大いに盛り上げた。来賓らは長い間足を止めて演技を見たり、茶芸を体験し、交流をしたりして、広くて奥深い中華文化に感嘆し、中国の女性事業の盛んな発展を称賛し、中国に対する一層の理解増進と相互交流の深化に積極的な貢献を果たしたいと述べた。新華社、人民日報、共同通信社、朝日新聞など中日両国のメディア数十社が生中継をした。